豊国神社は、大阪の有名人(?)、豊臣秀吉公をお祀りしている神社です。メディアにもよく登場する有名な神社で、出世開運と縁結びのご利益があります。
ちなみに、現在の豊国神社は明治になってから建てられたもの。1500年後半に最初の豊国神社が建てられましたが、大阪夏の陣で豊臣家が滅亡すると、徳川家により廃祀されました。
さて、七条駅から歩くこと10分、豊国神社の鳥居が見えてきました。遠目から見てもわかる鳥居はやはり目立ちます。色目が華やかではないのに目立つのは秀吉らしい気がします。

周辺の道路もとても広く、すかっとしています。

そして、すぐ近くに見えるのが耳塚(そして京都タワー)。

数回にわたる朝鮮出兵の際に、現地の兵士たちのしるし代わりに耳や目をそいで帰国したという…。供養の意を込めて建立されたようです。
よくメディアでもとりあげられていますよね。職業としての武士は、生きるためには人を殺めなければならないという、何ともいいがたい歴史がここにあります。
そして、終焉はどうであれ、秀吉という人のすごさもやっぱり事実なわけで。
豊国神社の境内です。観光客も多いです。とてもきれいに整備されていました。

そして正面に見えているのがが国宝の唐門かしら!?

でもまずは、御手水で清めます。

改めて唐門です。伏見城の遺構だそうです。

そして、唐門の欄干にいる「目無しの鶴」。

あまりによい出来だったため、目を入れるとどこかへ飛んでいってしまうとされて、目が描かれなかったそうです。あとは、出世を象徴する「鯉の滝登り」も彫刻されています。

拝殿まで参拝できる神社が多いのですが、豊国神社はこの唐門までしか行けません…。ただ、正月三が日だけは拝殿まで参拝できるようです。
この奥が拝殿となっています。

とりあえず写真だけ撮らせていただき、今日は唐門のあたりを歩きます。
こちらは瓢箪(ひょうたん)絵馬です。

縁結びと開運の2種類があるようです。秀吉公とねね様にお願いするものと違う絵馬なんですって。
こちらはわらじの形をした出世絵馬です。

とってもユニーク!秀吉公といえば、出世。わらじ。納得です。出世だけではなく、仕事運も開運するよう、こちらを祈願しておきたいところ。
授与所にはたくさんのひょうたんがならんでいます。なんだか、とっても賑やかだなあ…。

御朱印袋もありました。たけのこ男って何だろう…?

宝物殿も有料ですが拝見できるようです。夏の陣の引き金となった鐘も拝見できるとのこと。これはまた機会を作って参拝したいですね!
旅データ
- 拝観料(宝物殿):300円
- アクセス:京阪電車「七条駅」から徒歩10分
- URL:https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php…