桜の名所としてあまりにも有名な哲学の道へ行ってきました。
おそらく一般的なコースは熊野若王子神社から銀閣寺道バス停方向に北上していくルートかもしれませんが、今回は四条河原町から銀閣寺道までバスに乗って移動し、銀閣寺方面から南下していく哲学の道です。
さて、銀閣寺道バス停を降るとすぐに川・・・、いや、ここからもう疏水ですね!?

なぜだろう。泳ぐ鴨ですら高貴に見える琵琶湖疏水・・・。

高貴な鴨についていきます。
4月の中旬でしたので、満開とはいかなくても桜は咲いているだろうと期待していたのですが、残念ながら半分は葉桜になっていました・・・。

晴天でしたが、満開ではなくどこか寂しい感じの哲学の道。

・・・!いや、違います!桜が半分散っているということは、もしかして・・・!と、銀閣寺橋から疏水を覗いてみると、やはり

疏水がさくらの絨毯になっています!!
これは、すごい迫力でした。ちょうどこの部分だけ水の流れがせき止められているのか、しばらく先にはまた透き通った水がそよそよと流れていますが、銀閣寺橋から覗く疏水は桃色の絨毯でした。
こんな桃色は見たことがありません。頭の中に「まさしく桃源郷・・・」などと、よぎってしまったの私のイマジネーションは貧困でしょうか。いえ、でも、まさに「桃色」でしたよ!

桜が満開の哲学の道も憧れますが、これはうっかりと素晴らしいものが見れました。
予定ではこのまま哲学の道を南禅寺方面へ向かって南下しようと思っていたのですが、桃色におなか一杯になったので、哲学の道から白川通りへ一本入った通りにある
甘味処へ行ってしまいました!
眼福な桃色。桃色といえば甘い。甘いといえば・・・、「喜み家」さんという甘味処です。甘味処・・・。喫茶店とはまた違うこのレトロモダンな響き・・・。
「喜み家」さんはこのあたりでは有名な甘味処だそうなので混んでいるかと思ったのですが、朝が早かったのか店内にはまだほかに誰もおらず、それはもうじっくりといただきました!
名物は豆かんだそうです。ほっくりした赤えんどう豆と寒天に、黒蜜をかけていただく豆かんです。おもしろいくらいに悩んだ結果、バニラアイスをトッピングしました。

淹れてくださったあたたかいほうじ茶が、こっくりした豆かんにまた、合います!!お湯のみが鳥獣戯画なのも、かわいいと思いませんか。
店内の雰囲気も落ち着いていてとってもいいです。お店の方もとってもフレンドリーで、その日に巻いていたストールをほめていただきました!そんなコミュニケーションもうれしかったです。
あまりにうれしくて、この後哲学の道からどんどん外れて違う旅になってしまったのは、・・・また、違う季節に哲学の道へ行かなくちゃ!と、思うためですね。
今度は初夏に、哲学の道を北上してみたいです。そのときももちろん、最後は「喜み家」さんの豆かんを・・・(次は白玉をトッピングしたい)。
旅データ
哲学の道
- 場所:銀閣寺道バス停付近から白川通今出川交差点まで
- アクセス:市バス「銀閣寺」バス停から徒歩すぐ
- URL:https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php
銀閣寺喜み屋
