その名の通り、水難・火難除けの神社、水火天満宮へ行ってきました。
地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」から西へ800メートルほど歩いたところにあります。公園に隣接した天満宮で、休日の午前中は公園で家族が遊んでいました。家庭的でとても入りやすい雰囲気です。
鳥居とまっすぐな参道がとてもきれい。紅葉も始まっていました。

家庭的なシチュエーションにある天満宮ですが、一歩入ってみると、日常ならざるものの目白押しで、びっくりしますよ…。

御祭神はもちろん菅原道真公。水難・火難・災禍除、奇瑞の霊験として、盗難・失踪、雷火災厄です。また境内には安産石もあるようです。

鳥居を入ってすぐ右手に手水舎があります。お参りの前にはこちらでお浄めします。そのとなりには、出世石があります。

心が沸き立つご利益です。「出世」。大願成就として信仰されています。
さらにこちらは、「登天石」。由緒が少し込み入っているようです。

京の都が道真公の祟りと言われている不穏なころに、醍醐天皇から勅命を受けた延暦寺のお坊さんが宮中に向かう道中に遭った鴨川の増水を収めたときに現れた石だそうです。
この石に祈ると、「迷子が無事に戻る」と、言われているのだとか。
こちらは御名水の一つ、金龍水。眼病を煩う人にご利益があったそうです。

こちらの石が玉子石(安産祈願)と、思う方が多いようですが、玉子石は境内の奥にあります。玉子神石にお参りしたい場合は、神社の方にお話を伺こともおすすめします。
今回、残念ながら私はその機会に恵まれませんでした。
さて、奥には末社が並びます。秋葉大神社。火難除けの神社です。

こちらは六玉稲荷大明神社です。六玉稲荷は、東本願寺の渉成園にあったものが移されたもので、縁結びの神社となっています。

さて、こちらが拝殿です。奥に本殿が見えます。とてもきれいですね。

夕方には提灯に火が入るのでしょうか。それも見てみたいものです。

実はこの水火天満宮は隠れた桜の名所でもあります!枝垂れ桜が見事のようです。

ぜひ春に見てみたい。
帰りは公園のほうへ出ました。こちらも小さな鳥居があります。

水難・火難除けだけではなく、安産や子授け、良縁や出世など、女性にとってありがたいご利益がたくさんお祈りできる天満宮。賑やかすぎず、でも、足を踏み入れやすい天満宮ですので、ゆっくりとお参りできますよ。
旅データ
- アクセス:地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」から徒歩10分
- URL:http://suikatenmanguu.com/
