下鴨神社は、世界文化遺産にも登録されている神社です。この下鴨神社へは清水が湧く自然林「糺の森(ただすのもり)」を通って行くことができます。面積は東京ドームの3倍、平安京以前の原生林を残す貴重な森だそうです。

刺激いっぱいの京都の街歩きに少し疲れ、静かな場所をめざして下鴨神社に向かいました。
正式には“賀茂御祖神社”という下鴨神社。鴨川の下流にまつられていることから、親しみを込めて「下鴨神社」と呼ばれているとか。

背の高い木々に囲まれた参道はマイナスイオンたっぷり。森のにおいに包まれながら、ゆっくりと本殿に向かいます。参道のわきを流れる美しい清流にも癒されます。

舟形の御手洗(みたらし)が見えてきました。

湧き水をそそぐ桶は、“糺の森のヌシ”と呼ばれていた樹齢600年のケヤキだそうです。冷たい水にふれると、とっても清々しい気分になりました。
立派な鳥居を抜けると、本殿はもうすぐです。

鳥居の横では植木市が開催されていました。

下鴨神社では、京都三大祭りのひとつ“葵祭”や流鏑馬神事、御手洗祭など、年間を通していろいろな祭事が行われています。地元の人たちにとって身近な親しまれている神社という感じがすごくしました。
朱塗りの門の向こうが本殿です。

本殿には賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)を祀る西殿と、玉依媛姫(たまよりひめのみこと)を祀る東殿があり、国宝に指定されています。残念ながら、写真は禁止されていたのですが、とても立派な本殿でした。
境内の奥には、テレビなどでもよく紹介されている“水みくじ”をひくことができる御手洗社があります。

このおみくじは、水につけると静かに文字が浮き上がってくるそう。やはり人気のスポットらしく、たくさんの観光客の姿がありました。

さっそく試してみると…だんだんと文字が浮き上がってきます。

結果は中吉!文字はまた見えなくなってしまうので、良いことだけ忘れないようにココロにきざみます。初めてのおもしろい体験でした。
下鴨神社は京都の中心からすこし離れただけですが、とっても静かで、清らかな場所でした。
森や湧き水の清流からマイナスイオンをたっぷりいただいて、自分のココロもすっきりした気がします。平安の昔から人々に大切にされてきたこの場所に、機会がありましたらぜひ足を運んでみてください。
旅データ
- アクセス:京阪「出町柳駅(5番出口)」から徒歩10分
- URL:http://www.shimogamo-jinja.or.jp/