「京洛八社 集印めぐり」とは、烏丸通に近接する8つの神社を巡拝し朱印を集めるご利益めぐりです。参拝順に決まりはないとのことですが、1日にすべて周るべく挑戦してきました!
ちなみに集印は各社で300円になります。最初の一社のみ、色紙代と集印を合わせて500円でした。京洛八社をめぐるおすすめのモデルコースをご紹介します。

京都駅からいざ出発!文子天満宮へ
京都駅から北へ向かって烏丸通を歩き約10分。まずは一社目、文子天満宮へ到着。

この文子天満宮は菅原道真が大宰府へ行く前に、形見として贈った神像をおまつりしたのが起こりと言われています。境内にはいろいろな天満宮にある道真公の絵や、道真公が大宰府へ行く前に立ち寄って腰掛けられたといわれる腰掛石などがありました。

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文子天満宮を出て五条駅へ向かい、五条駅から四条駅まで地下鉄で移動します(210円/2分)。
勧学祈願、菅大臣神社
四条駅から五条に向かって南下、徒歩8分ほどで二社目の菅大臣神社へ到着。

菅大臣神社は、菅原道真公を祭神とする神社です。もちろん学業成就の御利益があるということで、この日も朝から制服姿の娘さんとお母さんでお参りに来られている姿も見かけました。

「東風吹かばにほひおこせよ梅の花 主なしとて春なわすれそ」で詠まれた飛梅もあります。

菅大臣神社を出て烏丸通まで徒歩8分ほどですぐに地下鉄四条駅に着きます。地下鉄でいっきに北上、鞍馬口駅で下車して御霊神社を目指します(8分/260円)。
心しずめ、御霊神社
徒歩5分ほどで三社目の御霊神社に到着。

御霊神社は、下御霊神社に対して上御霊神社とも呼ばれるそうです。御霊神社だけに、「なるほど、心しずめ・・・」と、納得。心をとってもしずめたい。
この日は11月の大安でしたので、かわいい七五三のお祝いでにぎわっていました。
また、境内の「御霊の森」は応仁の乱の発端となった地だそうです。「えっ、あの有名な応仁の乱が、ここから!?」と、またドキドキしたのですが(ちっともしずまらない心)、その「御霊の森」がどこなのかよくわからないまま、集印をいただくことに・・・。
石碑のうしろの森のことかなぁ・・・。

御霊神社から水火天満宮まで寺町を散策♪
鞍馬口駅まで一旦戻り、さらに西へ歩きます。車通りも少ない道を散策するのは、気持ちが良い~!とてもきれいなお寺の前を通りました。妙覚寺というそうです。

今日は時間がないので素通りですが、「いつか行ってみたいところ」にメモメモ♪こういった出会いがあるので、徒歩移動はくたびれてもやめられない。時々迷子になるのもご愛嬌。
御霊神社から徒歩15分ほどで、四社目の水火天満宮に到着です。
水難火難除、水火天満宮

広い公園の隣にある水火天満宮は、まさに地元に愛されてる神社なんだなぁ、という印象でした。
境内にもいろいろなご宝物があって、決して広くはありませんが、みどころたっぷり。もちろん、こちらも道真公ゆかりの神社です。「日本最初の天満宮」と、号するのだそうです。
さらに、二本の紅枝垂れ桜が有名で、京都の桜の名所のひとつでもあるようです。桜の隠れた穴場ですって!これは、来春はぜひ行かねば。
スポーツ上達、白峯神社
堀川通りを南下し、徒歩10分ほどで五社目、白峯神社に着きます。

このあたりは茶道関係の建物が多く、茶道具屋さんなど、普段見慣れないお店をいくつも目にしました。
今回の寺社めぐりは、車道沿いに建っていることが多いため、写真を撮るのに非常に苦労しております!(そのぶん、迷わずにたどり着きやすい、という利点もありますが・・・)
白峯神社は「あらゆるスポーツの神様」。上達祈願や、それぞれの競技ごとのお守り、また境内にある「精大明神」は星の神様ということで、星をモチーフにしたお守りなどがありました。
境内には蹴鞠(けまり)をするための庭「鞠庭」も、あり、とっても広いですよ!

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足腰の守護、護王神社
白峯神社を出て堀川通りをさらに南下します。徒歩20分ほどで六社目の護王神社です。

・・・が、道中にはあの有名な晴明神社があり、私が個人的に大好きな一条戻橋もあります。今日もしっかり渡ってきました!時間が許せば晴明神社への寄り道もおすすめです♪
五社めの護王神社は、別名「いのしし神社」とも呼ばれ、境内にいのししがたくさん!(あっ、本物のいのししではありませんよ)そしてこの石碑のイケメンは和気清麻呂さまと思われます・・・。

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また、結婚式をされていたようで、花嫁さんにお会いしましたよ。境内では青空市場も開催されており、とっても活気溢れていました。

さらに護王神社は足腰の神様ということで、遠方から来られる方も多いようです。

足腰の神様へ手を合わせて、今日はまだまだ歩きますよ!
ちなみに護王神社は京都御苑の目の前です。鞍馬口から比べると人の多さと車の多さに目が回りそう。だって紅葉のシーズンですから!!

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書道上達、菅原院天満宮
京都御苑を左手に、徒歩5分弱で、七社目の菅原院天満宮神社です。

菅原氏の別宅があったといわれるところで、菅原道真公の父祖が祀られているそうです。道真公生誕の地。産湯に使ったとされる井戸も残されています。烏丸の天神さんとも呼ばれているそうです。
もちろん学業成就の神様でもあるのですが、書道上達のご利益もありがたいなと思いました。天満宮ならではの牛も梅も、もうすっかりおなじみに。

また、末社の梅丸社はがん封じとしても霊験があるそうです。

八社めの下御霊神社は京都御苑の南東に位置しているので、菅原院神社から御苑を通って移動することにします。しかし、広い・・・。

写真で小さく見えているのが建礼門ですが、今日はとても行けそうにありません・・・。遠い・・・。苑内の紅葉は徐々に見ごろを迎えていました。とてもきれいです。

春秋の特別公開のときに来たいと思いつつ、なかなかかないません。いつか、ゆっくり散策したい!
病気平癒、下御霊神社
そして15分ほどで最後の八社目、下御霊神社へ到着。

この下御霊神社は朝廷と都をお守りする神社として崇敬されているそうです。平安時代といえば医学はまだまだ未発達。そのため、疫病は怨霊がもたらすものと考え、御霊信仰もさかんに行われたようです。
今は有名な祇園御霊会(祇園祭)など、御霊信仰は京に欠かせないものだったのですね。

以上で八社めぐり、終了です!!
完成した色紙がこちら。とってもカラフルで、かわいい♪

そして最後に集印をくださった下御霊神社で、記念品をいただきました。
おしゃもじ~!!

申年なので申だったのですね。これは・・・。自分の干支のときにまわりたいかも・・・!
八社とも初めて行く寺社で、とても楽しかったです!学問成就から心身の健康、心しずめまで、たくさんお祈りしてきましたが、一番は、お祈りすることによって自分自身と改めて向き合ったな・・・、というところかもしれません。
一日での制覇も可能、しっかり歩き回ってたくさんの寺社をめぐって、達成感も半端ないですよ!各地で集印を頂く楽しさもあって、おすすめです♪
京都にはまだまだ行きたいところがたくさんある。そう感じた一日でした。
