【上京区】二条の「華光寺」で出水の七不思議に触れる

華光寺の本堂

京都にはたくさんの「不思議」があります。今回はその中のひとつである「出水七不思議」に触れてみたくて二条の華光寺(けこうじ)へ行ってきました。

地下鉄を降り、地図を片手に北へ歩きます。車一台が通れるほどの幅の道路には京都らしい風情のある民家が並んではいますが、・・・いわゆる、「ふつう」なのです。

有名どころの観光地のようなにぎやかさはなく、そこには実際に生活を営んでおられる「日常」がありました。けれど、塀や角に立つ石碑がここは京都の通りなのだということをふと思い出させます。

もしかしてこの道を、平安の貴族たちは通ったのだろうか・・・。幕末の志士たちが走ったのだろうか・・・。

うっかりそんなことを考えてしまうのも京都の街並みならではだと思います。京都は徒歩で回りたい理由はこれです。

さて、そんなことを考えつつ歩いていると華光寺につきました。

華光寺

なんと、豊臣秀吉が伏見城に安置していた毘沙門天を寄進したのだとか!また、山科の毘沙門堂にはそのときの毘沙門天が安置されていると・・・。

まさかのつながりでした。ですが、毘沙門天といえば開運、ここはご利益をぜひともいただきたいところ。さらに、長谷川平蔵(鬼平犯科帳ですね)のお父上の葬儀が行われたお寺でもあるんですって!

「なんか・・・。盛り沢山なんですけど・・・」

と、つぶやいてしまいそうです。それなのにこの「さりげない感」。だから京都って大好きです!

華光寺散策

さて、そのような毘沙門天も鬼平犯科帳もじつは足を運んでから知るくらいの予備知識でしたが、私が今回この華光寺に訪れたかった理由は「出水七不思議」です。

華光寺には五色の花が咲くという椿があるのだそうです。

まさか、さすがに五色の花は咲かないだろう、と、頭では理解しています。そんな「七不思議」のきっかけになった何かがあればいいな、と、そんな気持ちです。

でも・・・。もしかしたら・・・。だって・・・。

けれど、ドキドキしながらこぢんまりしたお寺をウロウロ歩き回っても、そのようなものは見当たりません。居合わせた方に五色の椿についてお聞きしてみました。すると、

「もうとっくにありませんよ」

とのことでした・・・。

残念ながら枝死してしまい、跡形もなく片づけられてしまっているとのこと・・・。ご親切に、秀吉お手植えの松についてお教えくださりました。

枯れた松

こちらはこちらで、存在感のある「枯れた松」だったのですが(やはりこちらも枯れていましたが・・・)、

五色の椿、見てみたかった!!

秀吉の松といい、この椿といい、とても幻想的なものだと思うのですが、実物を見ることは叶わず残念でした・・・。

しかし実物はないのに七不思議だけは残っているというのも興味深いものです。これを機に、ほかの七不思議にも行ってみよう、と、思っています。

旅データ

  • 拝観時間:9:00~15:00
  • 拝観料:無料
  • アクセス:京都駅より市バス千本出水下車、徒歩2分
ミキ

ミキ

お城やお寺が大好きです。荘厳さや豪奢さも好きですが、どこか懐かしいな、という風景により惹かれます。そのくせ特別拝観と聞くとやはりソワソワするので、「特別」は年に数回の贅沢として楽しんでいます。

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