神話の世界の天橋立。イザナギノミコトとイザナミノミコトが天から降りてきた道として言われている松並木は日本三景のひとつ。景勝ももちろん、海水浴も楽しめる天橋立は由緒ある寺社仏閣もあいまって「海の京都」とも呼ばれています。

今回はパワースポットを巡礼する「天橋立三社参り」に行ってきました。

★天橋立三社参りとは?
天橋立神社→元伊勢籠神社→真名井神社の順に参拝すること。各神社を順番にお参りすることで気が巡り、御利益がさらにアップすると言われています。
まずは天橋立神社へ!
文殊地区(天橋立駅)から天橋立公園の松並木を笠松方面へ向かって歩きます(※レンタサイクルを利用する方法もありますが、今回は徒歩で行きます)。

松並木の左右は海です。磯の香りも気持ちいい!

公園内にはたくさんの「命名松」があるようです。たとえばこちらは、「雲井の松」。

「雲の合間に座るが如くという意味でそびえ立つ様を表している」ようです。
この倒れている松は命名されていないのかしら…?トンネル状で大迫力でした。

そんな松並木を歩くこと15分、ひっそりと神社がありました!

一本道の松並木なので、天橋立神社を見落とすことはないと思いますが、レンタサイクルで気持ちよく疾走していると、うっかり通り過ぎることはあるかも?気をつけてくださいね。
天橋立神社には八大龍王がお祀りされています。また、恋愛成就のパワースポットでもあるんですよ。

成就したい相手がおられる方はもちろん、カップルの方も訪れるようです。しかも、鳥居の上に浜辺で拾った石を置いたら恋の願いが叶うとも聞いたことがありますが…
あの、鳥居の上に…?

もちろん、普通の高さなので置こうと思っても置けるものではありません…。でもよく見たら確かに小石が乗ってる…?どのようにして置かれたのか謎です。
天橋立神社のすぐ横には日本名水100選の一つ「磯清水」があります。

なんと、真水が湧き出ているのです(※飲むことはできないので注意してください)。

こんなにも四方八方を海で囲まれた場所で真水が湧くなんて不思議ですね…
ちなみに、こちらは阿蘇海。

そしてこちらが宮津湾。

とってもきれい…。どちらも、数十メートルの距離ですぐに波打ち際なんですよ。だからこその「磯清水」なのでしょうけれども、なんとも不思議なものです。

天橋立には文殊堂、成相寺などたくさんの寺社があります。その中でもこの橋立神社は一番ひっそりとしていますが、松並木の真ん中に経つロケーションはまさに神がかったものを感じました。